斎藤佑樹投手が29日の東京六大学野球春季リーグの対法大戦に先発し、投打に活躍して2勝目を挙げました。
この日は事前に先発予定が報道されていたため、斎藤投手見たさに観戦に行きました。
ミーハーだなーと思われるかもしれませんが、「斎藤は本物なのか?」ということを確かめたいと思ったのです。
甲子園での熱投が印象深い斎藤投手ですが、野球評論家からはプロで通用するかについて疑問視する声もありました。
前回は歴史的な2人目の新人開幕勝利というド派手な快挙を達成しましたが、相手が東大だったため本当の実力を図るのに疑問が残ります。
そこで今回の法大戦です。法大は強豪でありここを抑えることができれば、力は本物じゃないか。そう思いました。
そして結果を出しました。斎藤の実力は本物のようです。ただし大学野球レベルでは、という条件付きではありますが。
しかし凄い人気です。2万8000人が入場しました。試合前の練習ではグラウンドの斎藤投手に少しでも近づこうと、スタンドのフェンス際に人だかりができました。とくに目立つのが中年の女性です。ちょうど高校生や大学生を子供に持つぐらいの年齢層でしょうか。斎藤投手に理想の息子像を見ているのでしょう。
斎藤投手で思い出すのは、20年ほど前に神宮を沸かせた慶大・志村亮投手です。剛球投手というわけでも、すごいウイニングショットがあったわけでもないのに、通算31勝を挙げ連続無失点イニング記録は未だに破られていません。
斎藤投手も特別に凄いと思えるようなボールを投げるようには感じられませんが、志村投手のように頭脳的な投球術を駆使して抑えています。実に落ち着いたマウンドさばきです。この日も初回は1点を取られ、不安定な立ち上がりに「やっぱり強いところ相手はきついか」と心配になりましたが、すぐに立ち直りました。やはり非凡なものを持っています。今後に期待したいところです。
しかし1つ気がかりなことがあります。それは志村投手は、巨人をはじめとしたプロから誘いがあったのにすべてを断って、普通のサラリーマンになったことです。いまでは草野球で野球を楽しんでいるようですが、野球ファンとしてはプロのマウンドに立つ志村投手を見たかったものです。
斎藤投手は、教育関係やマスコミ関係にも関心を持っているようですが、会社勤めはいつでもできるけれど、野球は若いときにしかできません。
まずプロに行ってもらいたいものです。プロで通用するかは分かりませんが、会社勤めをするにしてもプロ経由でいいじゃないですか。
まだ人気先行かもしれませんが、東京六大学を代表する投手に育ってほしいものです。


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